LEGO 版、グラナダ版、ラスボーン版の「バスカヴィル家の犬」を鑑賞
- 映画
- 2020年02月22日(土) 07:52
「バスカヴィル家の犬」読書会前に映像作品も鑑賞しました。
まずは LEGO 版です。これは YouTube で公開されたもので、私が日本語字幕をつけています。原作のキャラクターの特徴を誇張してあってギャグっぽくしているのが面白いです。今見ると翻訳を修正したい部分がちょこちょこあるので、時間があればまた修正をしようかなと考えています。
LEGO 版「バスカヴィル家の犬」 – Sherlock Holmes Topia
https://sh-topia.cf/lego-hound-of-the-baskervilles/
そして王道のグラナダ版。
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https://amzn.to/3Umy4HJ
こんなに面白かったのかと驚くぐらい新鮮に楽しめました。久しぶりに観返したせいかもしれません。後半になると印象が薄くなるモーティマー医師に少し活躍の場を与えているのもいいです。
そして今回初めて観たベイジル・ラスボーン主演の「バスカヴィル家の犬」。
The Hound of the Baskervilles (1939) – IMDb
https://www.imdb.com/title/tt0031448/
1939 年の古いモノクロ映画なのでイマイチかもと思っていましたが、とんでもない。すごく面白い!
原作のシドニー・パジェットのイラストを結構忠実に再現しているのがすごいです。サー・ヘンリーやステープルトンはイラストと顔がそっくりで笑ってしまうほどだし、バリモアが背中を丸めて荒野に向かって合図をするシーンもイラストそっくり。
そしてベリルです。グラナダ版以上にかわいらしい俳優さんでちょっとテンションが上がりました。ベリルは馬に乗って勇ましく登場します。
ホームズだけでなく、ワトスンやサー・ヘンリーもパイプを吸っているシーンが多いのが、私もパイプスモーカーとして嬉しかったです。ホームズなんてほとんどずっと吸っています。
原作では言及されるだけで登場しないモーティマー夫人が、本作では降霊術でサー・チャールズと会話する(!)役をしています。これ以外にもいろいろ脚色してあるのが楽しいです。
サー・ヘンリーとベリルの密会に無神経に入り込むワトスン。他のラスボーン作品でもワトスンは結構おとぼけ役です。
モノクロ映画ということもあり、怖い雰囲気が結構出ています。犬が結構はっきりと映されていますし、サー・ヘンリーを結構リアルに襲うシーンはドキドキしました。
やはり映像作品は長い原作を短くまとめているのでテンポが良く、飽きずに楽しめます。原作と同じ部分、変えてある部分などを比較するとさらに楽しいです。特にラスボーン版ホームズは一部しか観ていないので、その他も観たいと思いました。