[読書メモ]『バスカヴィル家の犬』(光文社文庫)

  • 書籍
  • 2020年02月28日(金) 06:52

p16
ロンドンでの仕事を捨てて田舎にいくなんて、野心のない者しかしないことだ。

p47
これは、医師としてではなく、サー・チャールズの遺言受託執行人として申しあげているのですが[。]

p53
きみときたら、うれしくなるほど新鮮に驚いてくれるね、ワトスン。

p53
この世界は、どうしたことかだれも気づかない、わかりきったことだらけなんだ。

p67
いくつもの可能性を並べて、もっとおありそうなものを選ぶところに近づいているのですよ。想像力を科学的に使う。ただし、必ず具体的な足場があって、それを思考の出発点とする。

p78
あんなに手のこんだことをする頭のいいやつだ。顔を隠す以外にひげなんかにゃ用がないからね。

p81
ホームズは意のままに気分を切り替えることができる。

p86
ぼくがこれまでに手掛けた五百ほどの重大事件のなかにもこれほど奥の深い事件がひとつでもあったかどうか。

p101
ただひたすら事実だけを、できるだけ細大漏らさずくわしく報告してほしいんだ。考えるのはぼくに任せてくれ[。]

p104
ロンドンに来るときはいつも、一日は趣味のために使うことにしているものですから

p153
この人物、退屈になりがちなぼくらの生活の救いだね。ここでは決定的に欠けている、心のほぐれるちょっとしたおかしさを、彼からもらえるんだ。

p181
教養のない人ばかりじゃありませんか。そんな人たちの言うことを、なぜ気になさいます?

p190
わたしにひとつくらいはとりえがあるとしたらそれは常識なのであって

p205
いやな感じです、ワトスン先生__はっきり申しあげて、わたしはいやな感じがいたします[。]

p265
変装を見破る能力は、犯罪捜査をする者にとって第一の要件だからね[。]

p284
彼はひざまずいて、地面に耳を押し当てた。

p315
ヴィクトリア時代、ほとんどの紳士は外出する際にステッキを持っていた。これはもちろん、体が弱かったためではなく、一種のステータスを示すためである。

p325
ヴィクトリア時代において、蝶の標本づくりは、アマチュア自然研究家ないし自然主義者の男性のあいだで一番人気の趣味だったからだ。

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