Carleton Hobbs 版ラジオドラマの Series 4 を聴き終えました

Carleton Hobbs 版ラジオドラマが BBC Radio 4 Extra で公開中です。

BBC Radio 4 Extra – Sherlock Holmes – Available now
https://www.bbc.co.uk/programmes/b01j9gzs/episodes/player

Series 3 までの感想はこちらです。
https://sh-topia.cf/2021/05/08/bbc-radio-carleton-hobbs-series1/
https://sh-topia.cf/2021/06/01/bbc-radio-carleton-hobbs-series2/
https://sh-topia.cf/2021/06/26/bbc-radio-carleton-hobbs-series3/

Series 4 も聴き終えました。2倍速で 10 回聴きました。

収録作品は以下です。

1 – The Speckled Band
2 – Silver Blaze
3 – The Musgrave Ritual
4 – The Golden Pince-Nez
5 – The Missing Three-Quarter
6 – The Abbey Grange
7 – The Devil’s Foot
8 – The Mazarin Stone

感想や気付いたことを簡単にメモしておきます。

“The Speckled Band”(まだらの紐)はお姉さんの「まだらの紐よ!」という言葉が印象的ですが、このラジオドラマではそれ以外に、”Stepfather, how could you be…?” などと言っています。”…” には so cruel などが入りそうです。「継父さま、なぜ・・・(そんな残酷なことをするのですか)?」みたいなニュアンスだと思います。「まだらの紐よ」よりもよっほどはっきりしたダイイング・メッセージであるところが面白かったです。

“The Abbey Grange”(アビー荘園)では、ホームズがメアリーに嘘をついていることを指摘すると、メアリーは “Mr Holmes!”(ホームズさん!)と言います。この言い方が妙に色っぽいです。そういえばグラナダ版の女優さんも美人だったことを思い出しました。

このラジオシリーズは、原作の短編集とはまったく違う構成になっています。普通に本で順々に読むのと違って、意外な組み合わせで聴くのはそれはそれで面白いです。小説を読むときも、あえてランダムな順番で読むのも面白いかも、という発見がありました。

関連するかもしれない記事

[コミック]『名探偵コナン』2×7「悪魔のような女」

『名探偵コナン』のコミック第2巻 FILE.7「悪魔のような女」を読みました。 黒ずくめの男たちが再び登場。コナンはあと少し早ければ遭遇していたところでした。まだま

続きを読む

コナン・ドイルの親指の謎

去年コナン・ドイルの写真をツイートで紹介しました。 https://twitter.com/sh_topia/status/1263640501791502337 Pinterest で見つけた画像でしたが、以下の fineartamerica のページにもありました。 Sir Arthur Conan Doyle Photograph by Library Of Congress/science Photo Library https://fineartamerica.com/featured/sir-arthur-conan-doyle-library-of-congressscience-photo-library.html その時、親指を服に入れてい

続きを読む

[英語] bittern サンカノゴイ

「バスカヴィル家の犬」に出てくる鳥の名前として bittern(サンカノゴイ)があります。 イギリスのクイズ番組 “Countdown” では辞書学者が単語の語源を教え

続きを読む