[映画][ベイジル・ラスボーン]『緋色の爪』(1944)
何年も前にベイジル・ラスボーン版ホームズの DVD を買いましたが、中途半端に観て放置していたので、きちんと全部観ることにしました。
まずは『緋色の爪』です。3年半前に一度観ていますが、まったく内容を覚えていません。
1944 年のモノクロ映画です。舞台はカナダです。
「ラスボーン」なのか「ラズボーン」なのかいつも混乱しますが、Basil Rathbone なので「ラスボーン」が正解ですね。
得体が知れない人物がいたからといって、いきなり発砲するのは変でした。
パイプを吸っている人が多いです。
「酒を飲むとしゃっくりが止まらなくなるので、飲まない」と言っていた人が、結局飲んでしゃっくりが出ています。こういう楽しい笑いは好きです。
ラスボーン・ホームズはあまりチャーミングさがないです。その代わり、ドラマ化でよくあるようにワトソンはとぼけた感じです。
字幕で dead を「殺された」と訳されていましたが、死んでいるからといって他殺とは限りません。
掛け時計のチャイムが夜の 2:55 という微妙な時間に鳴っていました。
階段に仕掛けがしてあって、侵入者が通るとブザーが鳴ります。白黒映画の中で見ると妙にハイテクに思えました。
ホームズはリボルバーを手にして追跡するとき、最初にちゃんと銃を開けて弾を確認していました。プロですね。
急いで出掛けるぞと、ホームズはワトソンの頭に帽子を乗せました。かわいいです。