[映画][ベイジル・ラスボーン]『アルジェへの追跡』(1945)
ラスボーン・ホームズ 12 作目『アルジェへの追跡』(Pursuit to Algiers)を観ました。
今回もスパイ映画みたいでワクワクしました。結構ハラハラするシーンも多いです。
ホームズが車を運転しています。
ワトスンはホームズ以上に常にパイプを持ち歩き、吸っています。
ホームズがチェスをしてます。と思ったらチェッカーもしています。
氷を使わないカーリングみたいなゲームをホームズがしていました。そういうゲームがあるとは知りませんでした。
飲み物に毒物が盛られていることに事前に気付いたホームズですが、その後のシーンでは普通に飲み物を飲んでいて無駄にドキドキしました。一方、爆発物に気付いたホームズが犯人の前で爆発させていたのは、いい意味でドキドキしました。
船の小さい窓からナイフを投げて命中させるなんて、すごいです(いや、無理ですよね)。
ワトスンがピアノに合わせて歌っています。恥ずかしいので周りに人がいないことを確認していたのに、実は丸聞こえだったのが面白いです。
ワトスンの演技が下手だということを逆に利用したホームズのトリック。ナイジェル・ブルースのワトスンは、いつも「いくらなんでもぼんやりしすぎだろう」という感じで、ある意味リアルなのでちょっと失礼です。
人里離れた館だとか島だとか、今回のように船の上だとかいった舞台がミステリーの定番ですが、よく考えると事件が起きたらそこにいる人が犯人だと真っ先に疑われます。犯行を犯す場所ととしてはふさわしくない気がします。
覚えた英語表現:
You have the advantage of me.
(あなたは私のことを知っているが、私はあなたのことを知らないので)自己紹介をしてください。