グラナダ版ホームズで違和感があること

以下の「Holmes and Poirot in London」というブログはいつも読ませてもらっています。シャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロ等に関係する物語を独自の切り口で紹介してあり、非常に参考になります。ちゃんと原書を含めた原作を参照しているところも偉いです。ロンドンの写真が多数掲載されているのでイギリスに住んでいる方でしょうか。僕は書籍化できるレベルのブログだと思っています。

Holmes and Poirot in London
http://holmesandpoirotinlondon.blogspot.com/

さて、先日以下の投稿がありました。

コナン・ドイル作「孤独な自転車乗り」<英国 TV 版>(The Solitary Cyclist by Conan Doyle )- その2
http://holmesandpoirotinlondon.blogspot.com/2023/02/tv-solitary-cyclist-by-conan-doyle_8.html

このなかで、「ひとりきりの自転車乗り」において、原作では「晩」となっているが、グラナダ版ドラマで見るとまだ日中のように見える、という記述があります。

これを読んでいて思い出しました。

グラナダ版ホームズを観ていて違和感があることは、明らかに夜のシーンなのに映像的には昼間となっているところが何度かあることでした。

作り手がそのあたりのことはいい加減である可能性もありますが、やはりイギリスのような緯度の高い国では夏は夜でも日が明るいので、夜だからといって真っ暗とは限らないということだろうと思います。以前あるイギリス人がイギリスのことを北ヨーロッパと言っていました。「北欧」と言えば、フィンランドやスウェーデンあたりを僕たちはイメージしますが、イギリスだって北海道より北ですし、十分緯度は高いです。僕がイギリスに留学していたときも、夏は結構夜でも明るかったです。

でも、日本人の感覚としては違和感を覚えてしまいます(よね?)。

「ひとりきりの自転車乗り」(創元推理文庫『シャーロック・ホームズの復活』p142)を確認してみると、事件が始まったのは 1895 年4月 23 日だそうです。以下のサイトで調べてみると、その日のロンドンの日の入りは 19:11 だそうです。同日の東京は 18:20 でした。東京より 45 分ほど日の入りが遅いわけですね。

London Sunset Sunrise times UK (dusk, dawn, civil, nautical & astronomical twilight)
https://www.ukweathercams.co.uk/sunrise_sunset_times.php?city=9&dt=23-04-1895

1895/4/23 日の出日の入り時間
https://www.motohasi.net/SunriseSunset/JapanSun.php?TargetDate=1895-04-23&PCMode=

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