サイト移行&リニューアルのお知らせ 2024

  • 一般
  • 2024年05月04日(土) 07:04

サイトを移行し、リニューアルしました

本サイト「シャーロック・ホームズ・トピア(Sherlock Holmes Topia)」は 2018 年に始めました。6年も運営しているとコンテンツが増えていき、ごちゃごちゃしてきました。サイトを作り変えようとずっと思っていました。

僕は本サイトを含めドメインをいくつか持っていますが、多くを Google Domains で管理していました。ちょうど今年 Google Domains の提供が終了することになり、これに合わせてドメイン管理サービスを移行するだけでなく、保有するサイトのリニューアルを行うことにしました。

これが今回シャーロック・ホームズ・トピアをリニューアルする決意をした理由です。

ドメインを変更したわけ

Google Domains が終了しても、他のドメイン管理サービスに移行すれば同じドメイン(sh-topia.com)を維持し続けることはできます。

一方で、ちょうど僕は sh-topia.cf という使っていないドメインを持っています。cf ドメインは提供サービス側にあれこれ問題があり、現在では新規に取得がでいない状態になっています。レアなドメインを所持していることに僕は喜びを感じます。cf ドメインは今後安定して運営し続けられるかどうか分かりませんが、あえて sh-topia.cf に移行することにしました。

これまでとの違い

サイトがごちゃごちゃしていたことを改善するため、新サイトでは運用方法をガラリと変えました。

本サイト( https://sh-topia.cf/ )はブログ専用のサイトとして、それ以外のコンテンツは Wiki( https://wiki.sh-topia.cf/ )に移動させました。

ブログのほうがよく更新をします。Wiki はまとめページ的な位置付けです。

WordPress から Hugo への移行

ブログはこれまでの WordPress から静的サイトジェネレーターの Hugo へ移行しました。

WordPress は世界で最も使われているウェブサイトのソフトウェアですが、ウェブ上でアプリケーションを動的に動かしてコンテンツを生成する都合上、表示速度が遅くなりがちです。アップデートに伴ってプラグインに不具合がでることもあります。ソフトウェアなので脆弱性の問題もよくあります。

一方 Hugo はローカルでサイトをすべて生成し、ウェブにそれをアップロードして公開します。ウェブ上では静的なサイトなので、表示が速いです。WordPress のように気軽に更新するのは難しいものの、プログラミングをしながら組み立ててサイトを作っていく感じが楽しいです。最初は仕組みを理解するのに時間がかかりましたが、慣れると WordPress 以上にいろいろカスタマイズできるしオシャレなサイトも作りやすいです。

Hugo という名前は「バスカヴィル家の犬」のヒューゴー・バスカヴィルを思い出すところも好きです。

右上のトグルボタンでライトモードとダークモードの表示切り替えができるようにもしています。

トップページの写真はすべて生成 AI で作成しました。フォートトークという iOS アプリのイマジンアートという機能を利用しました。僕が入力したプロンプトに従い AI が自動で作った写真であり、生成物はちょっと変です。1枚めの写真はキーボードが2つあったり、パーティーのホームズはよく見ると目がイッちゃってる感じです。本を整理しているホームズの本は空中に浮いています。ポストの前のホームズのパイプは小さすぎます。そのわりにポストは大きすぎます。そういう変なところも逆に面白いと思って、そのまま載せました。

WordPress から Hugo には変換ツールがあるものの、完璧ではありません。最終的には目視で全ページをチェックしました。表示が変になっているページがあれば、X や右下のチャットボタンから教えていただけると嬉しいです。

MediaWiki を採用したわけ

Wiki は MediaWiki を使うことにしました。Wikipedia などと同じソフトウェアです。

Wiki of Sherlock Holmes Topia
https://wiki.sh-topia.cf/

ほんらい Wiki は集合的に編集するものですが、僕だけが編集できるように設定しています。

日本語検索の方法は研究中なので、今のところ検索語は英語しか使えません。でも、シンプルにまとめているのでトップからメニューをたどっていけば見やすいはずです。

Wiki のソフトウェアはもっと扱いやすいものがありますが、あえて MediaWiki を使った理由は、Wikipedia があるので多くの人が一番とっつきやすいと思ったからです。

僕の前からの持論としては、日本のホームズ研究は偏っていると思うのです。著者の数が限られているので、ホームズ本の新刊を見かけても新しい著者に出会えることが少ないです。少数の著者の同じような本をみんなが読んでいたら、日本のホームズ研究にブレークスルーは生まれにくいのではないでしょうか。

それを打破するのに Wiki が最適ではないでしょうか。公式 Wiki のようなものを作って、不特定多数が執筆に関われば面白い視点が生まれるはずです。書籍を出している “大御所” ホームジアンがわざわざ Wiki にせっせと書くとは思えないからです。過去にホームズ事典はいろいろ出ていますが、ホームズ情報は常にアップデートされているのでそれらを追いかけることができます。書き込む人は最初はごく少数かもしれませんが、一旦盛り上がれば「自分も知識を共有しようかな」と思う人もいるはずです。

日本のホームズ研究を盛り上げるためにも Wikipedia のようなページを作ればいいんじゃないかな?と実物を用意してアイデアを出してみました。

Wiki の内容

Wiki には踊る人形の解読表や、グッズ紹介、聖地巡礼のまとめ、正典タイトル比較などをこれまでのサイトに載せていたものを移行してきました。

踊る人形の解読表は、本サイトで一番アクセスが多いページです。サイト上で暗号フォントで遊べる機能は、Wiki 上では再現できないので別ページに飛ぶようにしました。

正典のタイトル比較は出版社ごとのホームズ物語のタイトルを比較するためのページです。翻訳の違いを調べるために自分でもよく参照します。これを Wiki 上でどう表現するか悩みました。最終的には各小説ページの個別ページを作って比較できるようにしています。ハイパーリンクを駆使できるのがウェブページの利点です。例えば「赤毛組合」なら以下です。出版社ごとに微妙にタイトルが違うんですよねえ。

REDH - Wiki of Sherlock Holmes Topia
https://wiki.sh-topia.cf/index.php/REDH

新コンテンツとしては、読書会などで使えるルーレットを載せました。

英語化

今年の目標は言語をものにすることです。英語をちゃんと使えるようになることと、新言語を始めたいとも考えています。それらをホームズ活動とからめて面白いことができたらいいなとアイデアを練っているところです。

ひっそりと旧サイトでも英語訳を載せていましたが、全ブログ投稿 401 のうち、英語を付けたのは 13 だけです。今後はもっと本格的に英語での発信もしたいです。このサイトのトップページなどでは、右上のプルダウンメニューから言語の切り替えができるようにしています。Wiki でもトップの国旗アイコンで切り替えができます。

旧サイトの今後

旧サイトの sh-topia.com はドメインの有効期限である 2024 年7月 14 日まではこれまでどおりアクセスできます。それを過ぎるとアクセスできなくなる見込みです。

旧サイトの各ブログ記事にはトップに、移行のお知らせと、その記事に対応する新ブログの URL へのリンクを載せています。

まだサイトをリニューアルしたばかりなので、デザインなどで細かい修正を加えていくかもしれません。

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