『ユリイカ 2015 年3月臨時増刊号 総特集◎ 150 年目の『不思議の国のアリス』』でのホームズ言及

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  • 2024年09月22日(日) 11:07

『ユリイカ 2015 年3月臨時増刊号 総特集◎ 150 年目の『不思議の国のアリス』』でホームズ関係の言及がいくつかありました。

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英語で書かれた作品中、世界で最もよく読まれているのが、シェイクスピアを除けば、『シャーロック・ホームズ』と『不思議の国のアリス』であ」り、「アリスや白兎や赤の女王やハンプティ・ダンプティが世界で最も有名な作中人物であ」る。

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彼らは有名なハンターの民族ですが、自分では「愛するものほど殺す」と言う。お前らにそれが分かるかと、アングロ・サクソンは必ず言う。コナン・ドイルさえも言ってる。

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単にオカルトに目覚めてコナン・ドイルみたいな最期を遂げたのとは違う。

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清朝の末期、一八九六年にはシャーロック・ホームズものの翻訳が新聞に掲載され、[…]

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ぼくの第一評論集が『アリス狩り』(一九八三)である。同書の前半部がキャロル(というかC・L・ダッドソン)小伝といくつかのキャロル作品論になっていて、後半部が『トリストラム・シャンディ』や『白鯨』、シャーロック・ホームズ・シリーズ、etc. etc. を論じた論叢の体裁になっていて、書評家の方々を悩ませたのがこの前半と後半の接続の具合がもうひとつよく分からない、要は力まかせに何でもぶち込んだ評論集であるというのが大概の評だった。

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探偵シャーロック・ホームズの行動要因になる奇怪な退屈については実は拙著『殺す・集める・読む』を使って十全に論じてあるので、ここで深入りはしない。

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